ハンガリー人の苗字
最近、夫婦別姓について議論されることが増えましたね。
私が結婚した際に考えた自分の苗字については以前別の記事に書きましたが、今回はハンガリーの苗字について書こうと思います。
【目次】
ハンガリー人の名前
ハンガリーでは日本と同じ、「姓・名」の順で名乗ります。
日本から遥か彼方の国でも、日本と同様の文化があると親近感が湧きます。
自己紹介の仕方は、自分の名前に vagyok という単語を付けるだけ!
私はヤマダミチコです。 → Yamada Micsiko vagyok. (ヤマダ ミチコ ヴァジォク)
vagyok は英語で言う「I am」に当たります。これでハンガリー語で名前を言えますね!
ハンガリー人の苗字
ハンガリーでは結婚した場合、選択肢は4通りです。
例)この二人が結婚し、女性が名前を変えるとします。
男:Kovács Mikós(コヴァーチ・ミクローシュ)さん
女:Nagy Anna(ナジ・アンナ)さん
パターン1
①Kovács Miklósné(コヴァーチ・ミクローシュニー)
この場合、女性は元の名前を完全に失い、旦那さんの名前に「婦人」を意味する『né(ニー)』を付けます。これは、おばあちゃん世代(70代以上)に多いです。
パターン2
②Kovácsné Nagy Anna(コヴァーチニー・ナジ・アンナ)
旦那さんの苗字に「婦人」を意味する『né(ニー)』を付け、自分のフルネームを残します。これは、50代・60代あたりの女性に多いようで、友人のお母さんもこのような名前だと言ってました。
パターン3
Kovács-Nagy Anna(コヴァーチ - ナジ・アンナ)
これは、今人気のスタイルだそうです。自分の名前に単純に旦那さんの苗字をくっつけ、相手と自分の苗字をキープできます。私個人的には、これがめちゃくちゃ良いと思っています。自分の苗字をキープしつつ、相手の名前も継げるので良いとこどりな気がします。
パターン4
④Nagy Anna(ナジ・アンナ)
最後は、何も変えずそのままです。私たちが思っている夫婦別姓のスタイルじゃないでしょうか。ハンガリーではこれも可能で、実際結婚しても何も変えなかったというハンガリー人の方にも会いました。
ハンガリーのいろいろな苗字のパターンをご紹介しましたがいかがでしたか?
パターン1、2はハンガリー独自のユニークな名前じゃないかなと思います。
最近はお相手の苗字と自分の苗字を保持する女性が増えているそうですが、いずれにせよ色々選択肢があるのは羨ましいなと思いました。
日本でも苗字を選択できるようになるといいですね^^
画像出典
<a href="https://pixabay.com/ja/users/samuelfrancisjohnson-1207793/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=4163403">Samuel F. Johanns</a>による<a href="https://pixabay.com/ja/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=4163403">Pixabay</a>からの画像